年末が近づくにつれて「年越しそばはいつ食べるもの?」と気になった方もいるかと思います。
わたしの育った家庭や母の実家は、大晦日の夜11時頃にみんなで食べていましたが、主人の実家は大晦日の昼食に、お蕎麦屋さんに行って食べていたそうです。
結婚して最初の大晦日に、この違いに困惑したので(少しケンカになった…)、その時に調べたことをお話します。
まず、結論から言いますね。
年越しそばをいつ食べるのかということですが、決まった時間はありません。
各家庭によって食事のタイミングが違うので、年越しそばを食べる時間帯はバラバラです。
しかし、「年越しそば」と名前がついている以上、年内に食べるようにしましょう!
その中でも、大晦日の夕飯の後など、できるだけ年を越す時間に近いほうが良いとされています。
なので、お夕飯は少し早め、もしくは少なめに食べて、胃にお蕎麦を入れるスペースを残しておきましょう(*´▽`*)
そうすれば、お腹いっぱいの状態でお蕎麦を食べずにすみますし、お夜食くらいの感覚で食べられるのではないでしょうか。
年越しそばをいつ食べるのかは家庭によって違うけど…
わたしの実家では、大晦日の日の夕飯を少なめにして、日付が変わる前(PM11時頃)にお蕎麦を食べていました。
しかし、父親の実家では夕飯の時にお蕎麦を汁物のひとつとして出していたり、主人の実家は昼食にお蕎麦屋さんへ行って食べているそうです。
そもそも「年越しそば」というものは、お蕎麦が切れやすいことから「今年一年の災厄を断ち切る」という意味合いがあります。
なので、年が明けてから食べてしまっては、元も子もないですよね。
「新年になってから深夜にゆっくり食べたいな~」と思っている方も、年越しそばの意味を考えるのであれば、その年のうちに食べた方がいいですよ!
また、せっかくその年の災厄を断ち切るのであれば、年が変わるギリギリがいいのかなと思います。
ただやはり、わたしの実家のようにPM11時頃に食べるのが遅いと感じるのであれば、夕飯を18時に少なめに食べて、お蕎麦を21時に食べるとか、普段の食事と区別して食べる工夫をしてみて下さい。
大晦日の夕飯後にお蕎麦を食べると、夕飯と区別することができ、お蕎麦を食べることが特別なものになりますよ(*´▽`*)
「今年の悪いことは、これで終わり!」と気持ち良く新年を迎えられます。
年越しそばをいつ食べるか&工夫するかによって楽ができます♪
おせち料理の準備をした上に、お蕎麦の準備までしなければならないのは大変ですよね。
ですが、わたしは次のように工夫することによって、とても良かったと感じました。
それは、お蕎麦を作り、その残りを翌日のおかずにする!というものです。
方法は簡単で、お蕎麦の汁を少し多めに作って、一緒に煮込むものを鶏肉にするだけです。
そうすると、次の日に人参や筍など好きな具材を入れたり、お餅を入れたりすることもできますので、立派な汁物が完成しますよ(*´▽`*)
年越しそばの具材が鶏肉だけでは寂しいと感じるのであれば、仕上げに天ぷらをのせましょう♪
少し多めに天ぷらを揚げておくと、お蕎麦に入れたり、次の日のおかずとしても食べられるのでオススメです。
お蕎麦のためだけに台所に立つのは少し億劫ですが、こうして次の日の下ごしらえにしてしまえば、お正月の朝が楽になります(*´▽`*)
おわりに
年越しそばをいつ食べるのかということについてお話しましたが、日本の伝統的な行事である大晦日と、その大晦日に食べる年越しそばにはどういう意味が込められているのかを、考えることが大事だと思います。
「お蕎麦を食べて災厄を断ち切る」という意味があるので、やっぱりその年のうちに食べておきたいですよね!
本当に災厄が断ち切れるかどうかではなく、気持ちの問題が大きくて、例えるなら年末の大掃除の「今年の掃除は今年のうちに」と同じことだと思います。
年を越すことに対して真摯な気持ちを持つことって、日本人の良いところだと思います!
それをすることによって、「年越しそばはいつ食べるんだろう?」「どんな意味があるんだろう?」など、見つめ直すきっかけにもなりますね。
お蕎麦を食べる時間帯がご家庭によって違うのは、その「年越しそば」という伝統的な文化が我々にしっかり根付き、なおかつそのご家庭にマッチした形に収まっているからなのだと思います。
しかし、今回のように「年越しそばをいつ食べるのがベストなのか」を改めて模索することで、その伝統の原点を理解できる良い機会になったのではないでしょうか…?(*^^*)