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実家が貧乏…老後の援助は誰がする?まずはやるべきことを見極めよう

両親の援助
私の実家は貧乏で老後の援助をしないといけないことが、結婚前からずっと気になっていました。
両親は年金生活で、贅沢はできないけど穏やかに暮らしています。

つい最近、両親に全く貯金がないことを知りました。

もし二人が亡くなった場合、一番簡素なお葬式代すらありません…。
保険にも入っていないことがわかり、何の保障もないことに愕然としました…。

私が両親の面倒(金銭面)を見なくてはいけないと思ってますが、実際うちの生活もギリギリで、子供の教育資金なども準備できてない状態です。

菜乃花
菜乃花
私は子供を保育園に預けてパート(9:00~17:00/週5/日祝休み)で働いてます。

実家が貧乏で老後の援助をするために、子供と過ごす時間を減らしてまで必死に働かないといけないと思うと、両親は大事だけどとてもつらくなりました。

主人に相談したところ、今よりお給料の良い会社への転職も考えてくれています。
しかし、実家が貧乏で老後の援助をしたいと私が言ったために、主人に私の両親の生活まで負担させてしまうことになると思うと、それも苦しくてたまりませんでした。

本当にどうしたらいいのかわからなくて、ネットで相談したことがあります。
その時、親身になってアドバイスをくださった方のおかげで、心が軽くなったし前に進めるようになりました。

もし、以前の私のように、実家が貧乏で老後の援助に悩んでおられる方がいるのなら、ぜひ記事を読み進めてみて下さい。

【実家が貧乏】老後の援助は子供がするべき!?

まず知っておいていただきたいのは、ご両親の老後のお金は、子供やそのお嫁さんが工面しなければならないという決まりはないということです。

菜乃花
菜乃花
国や市の制度を、上手に使っていきましょう!

ご両親が受け取っておられる年金がほとんどないということであれば、お父さまとお母さまの世帯を分け、生活保護の申請をすることをおすすめします。

年々、生活保護受給者は増えています。
自治体によって支給できる範囲や制限はまちまちですが、一度市役所の生活支援課に相談してみるといいと思います。

生活保護を申請するには財産があってはいけませんので、持ち家・車・貯蓄などがあれば
、それは生活保護の対象にはなりませんのでお気をつけくださいね。

菜乃花
菜乃花
財産があれば、それがなくなってから申請できます。

ただし、これも自治体によってまちまちですが、年金額が10万円あったら申請は厳しいかと思いますので、まずは相談してみることをおすすめします。

【実家が貧乏】老後の援助は両親にも理解してもらいましょう!

あなたがするべきことは、まずは、生活保護についてしっかり調べること。
次に、自分たちの意見をはっきりとご両親に伝えることです。

生活保護については、上にも書きましたが、自治体によって申請方法が違うため、直接窓口に足を運び相談しましょう。

ご両親に伝える内容としては、私たちも生活に余裕がないこと。
また、将来お金のかかる時期を考えて貯蓄をしていることなど、ご両親に話して理解してもらうことが大事です。

ご両親の面倒(介護)という意味では、子供やお嫁さんが協力していく必要があると思います。

しかし、生活費の部分で面倒を見なければいけないという根拠はどこにもありません。

自分たちの生活を脅かしてまで、両親の生活費を工面するというのは、ちょっと違うと思います。

年金は、その人に支給されるものです。
逆に言えば、親の年金を子供が使うということも、これは経済的な虐待にあたります。

菜乃花
菜乃花
ご両親には生活保護を申請してもらい、ご両親はお子さんに頼るのではなく、生計を立ててもらうのが本来の姿です。

【実家が貧乏】老後の援助についてきっちりと向き合うことが大事です

ご両親やご兄弟でも、お金のことで散々揉めて疎遠になるケースはとても多いです。
それは、きっちりと家族の財産について向き合っていない方が多いからです。

菜乃花
菜乃花
お金のことは、身内であってもきっちりと管理するべきです!
それが後々、お互いにとっても利益となります。

どうしてもお金の話になると面倒くさかったり逃げたくなることも多いので、避けて通られる方が世の中にはとても多いのですが、きっちりとやるべきことを見極め、整理をしていくことがとても大切です。

ご両親が元気なうちに話をしておかないと、もし将来ご両親が認知症などになってしまったら、もっと大変なことになってきます。

菜乃花
菜乃花
将来に関わるお金の話については、早いに越したことはありません。

はたまた、あなたにお子さんがいらっしゃるのであればなおさらです。
両親を援助するために、子供の教育資金にまで手をつける羽目になってしまったら、もう人生すること台無しです。

子供のためにも、今のうちに両親とお金について話し合うことをおすすめします。

生活保護だけでなく生活困窮制度というのも市によってありますし、自治体に相談することは、将来の家族にとってのメリットになると思います。

~あなたへのメッセージ~

お金の話って、身内であってもなかなか切り出しにくいものです。
今すぐに必要性がなければ、できれば避けて通りたいことだと思います。

しかし、将来に不安のある方、おそらくこうなるであろうと悪いことが予想される場合は、未然に防ぐことをおすすめします。

勇気を出して、家族会議をしていただきたいと思います。

また、家族だけでは解決しない問題も、自治体の制度を使えば少し楽になったり、もしくは解決するようなことも多かったりします。

「自治体の制度って面倒くさそう…」と思うかもしれませんが、まずは相談してみないと何も始まりません。

市役所のいろいろな制度について、市民に一つ一つ、逐一案内してないこともたくさんあります。
市役所の窓口に頑張って足を運んでみることで、あなたに必要な制度を教えてもらうことができます。

状況によっては、自治体になかなか協力をもらえないこともあるかもしれませんが、その時は相談を続けながら、前向きに次の手段を考えていきましょう!

自分の家族や子供のために、まずは勇気を出して行動に移していただきたいと思います。

たった一度きりの、
大切な人生です。

脅かされることなく、まっとうで幸せな人生を送ってください!